じぶログ月報 平成28年師走号

月報会員の皆様こんにちは。村治奏一です。
「今年は申年、騒ぐ年」
2016年最初の月報でそう書いてからあっという間に一年が経ってしまいました。
世の中の動きもそうですが、振り返ってみると自分自身の活動も、
公私ともにまさに激動の一年でした。
年明けは『題名のない音楽会』で久しぶりにテレビ出演をし、
五嶋龍さん、村治佳織と共演をいたしました。
また春には東日本大震災・熊本地震のチャリティー公演に出演し、
天皇皇后両陛下に御臨席賜われたことは生涯忘れることが出来ません。
秋の愛知・三重ツアーから始まった怒涛の公演ラッシュでは、
ギターの技術・音楽表現で多くのことを学びました。
レコーディングでも今年は数多くの思い出があります。
これまで何度も共演を重ねてきた師匠の鈴木大介さんと、
村治佳織のそれぞれの新アルバムに、初めてゲスト参加させていただきました。
ギタリストとして、また人生の先輩として、
いつも指針を与えてくださるお二人と作品を残せたことは、
この上なく嬉しい出来事でした。
*
忙しい時も、そうでない時も、
自分の能力の範囲内で、背伸びをせず、淡々と日々のルーティーンをこなすこと。
それが今年平成28年の僕の中での目標でした。
やることに追われて焦ったり、
「もっと頑張れるはず」と己のペースを乱してまで突っ走ってしまうことも
多々ありましたが、一年かけてようやく、
自分に適した歩幅を見つけられたような気がします。
ギターのスキルアップはもちろん、
今の時代に即した表現手法など、
突き詰めたいことは山程ありますが、
じっくり、ゆっくり、
来年も日々鍛錬を重ねる所存です。
今年一年応援してくださった皆様、
どうもありがとうございました。
2017年酉年も、
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
村治奏一
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